聴覚情報について

自分にとって、音楽も含めて、意識的に聴くものや何となく聞こえてくるものは、重要である。
自分のいる場が、自分の行動に影響を与えるという言説には実感がある。自分の行動を期待通りに起こさせるには、それに適した場に行くのが効果的だ。
しかし、いつも行動に適した場に行けるとは限らない。
自分は、聴覚情報によって、ある程度仮想の場を感じることができる。それは、自分にとっては聴覚が場の認識能力に長けているからだと思われる。
現在では我々はデジタル化によって、再生機器があればどんな場所でも、望ましい聴覚情報を自分で選択して得ることができる。(場所によってはイヤホンも必要だが)
相応しくない場にいるとき、行動を起こしやすくするために、聴覚情報を用いることは、自分にとっては敷居が低い上に効果的である。したがってこれを意識的に行うこと、また、自分の意志と無関係に聞こえてくるものに気づき対応すること(それに没入するか、距離をとるか)が、自分の行動のコントロールに重要である。